マダガスカルの旅・行程図
アフリカ東南のインド洋に浮かぶマダガスカルは,日本の約1.6倍の面積を持つ「第7の大陸」といわれるほど大きな島であり,その面積は世界4位である。約2億5000万年前の地球に存在した一つの大きな大陸パンゲアは,その後ゴンドワナ大陸などに分裂し,次第に各大陸を形成していく過程で,アフリカやインドから分離したのが現在のマダガスカルである。その後マダガスカルは独自の進化を遂げ,その結果バオバブやキツネザルなど固有の動植物相をもつ。また,島の中央には3,000m級の山脈が南北に連なっており,南東貿易風や北西季節風,南赤道海流等の気候因子により,島内に8つの気候帯が存在する。
サイクロンの被害
マダガスカルの東海岸は正面から強い貿易風が吹くため,年中通して雨が多く年降水量は3,000mmを超えるAf気候で,1〜3月はサイクロンの被害を受けやすい。
首都アンタナナリボの中心地にあるアヌシ湖
首都アンタナナリボの町の中心は人工のアヌシ湖で,11月頃にかけて東の湖畔に並ぶ日本の桜に似たジャカランダの木が,紫色の花を咲かせて彩りを添える。
遊牧民バーラ族の女性
マーケットの賑わいの中,一際目立つバーラ族の女性。ランバフアニという腰布を巻きつけ,細かいツイストヘアーが雨に濡れないように,シャワーキャップを被っている。
マダガスカル航空の飛行機
通称「旅人の木」と呼ばれる三角ヤシが,マダガスカル航空のマークにもなっている。
サイザル麻のプランテーション
マダガスカル南西部にあるベレンティー保護区では,サイザル麻のプランテーションが一面に広がる。サイザル麻はメキシコ原産で,乾燥したやせた土地でも栽培が可能なたくましい植物だ。東アフリカで多く生産され,葉脈から繊維を取り出し染め上げた後,ロープやバッグなどの民芸品に加工される。
バオバブの並木道(モロンダバ)
マダガスカルを象徴する景観。中でも樹齢500年以上もあるバオバブの大木は,豊穣や安産,病気治癒を願う人々にとって信仰の対象となっている。
水田の中に現れるバオバブ
マダガスカルの西部に位置するモロンダバから少し北上すると,バオバブは水田の中に現れる。
ベタニア漁村のマングローブ林
モロンダバの対岸の砂で出来た島にあるベタニア漁村にはマングローブ林が群生し,ヴェス族の人々が,えびなどを捕獲し漁業で生計を立てている。
センターピボット
モザンビーク海峡を北上する途中,飛行機の機窓から半径およそ400mのセンターピボットが見えた。
半乾燥地帯を流れる涸れ川「ワジ」
涸れ川「ワジ」がみられるこの地域は半乾燥地帯であり,灌漑農業を行っている。
砂州とラグーン①
北東部をセント・マリー島(ヌシ・ブラハ)からアンタナナリボへ飛行中,沿岸流によって形成された砂州とラグーンが見えた。
砂州とラグーン②
北東部をセント・マリー島(ヌシ・ブラハ)からアンタナナリボへ飛行中,沿岸流によって形成された砂州とラグーンが見えた。
河川の氾濫原と三日月湖①
内陸に入ると,地形改変をしていない手つかずの自然がみられる。河川の蛇行がいかにも氾濫原を表し,上流で降った雨がラトソルの土壌とともに流れ,河川を赤く染めている。
河川の氾濫原と三日月湖②
内陸に入ると,地形改変をしていない手つかずの自然がみられる。河川の蛇行がいかにも氾濫原を表し,上流で降った雨がラトソルの土壌とともに流れ,河川を赤く染めている。
侵食輪廻①
侵食輪廻②
マダガスカル・地理写真ギャラリー
NSG1PMG000
提供元:写真・文:伊藤 恵(仙台城南高等学校)
地理月報551号に掲載した現地レポート「神秘の島・マダガスカル〜陸から見るか?空から見るか?〜」に掲載した写真のギャラリーです。